鬼平犯科帳の秀逸なエンディング 「インスピレーション」Gipsy Kings

鬼平犯科帳の秀逸なEDであるGypsy Kingsの「Inspiratiion」
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二代目中村吉右衛門版のテレビドラマ「鬼平犯科帳」が“ハイセンス”で“他の時代劇とは違い別格”と思わせてくれる要因はエンディングのBGMであるGipsy Kings(ジプシー・キングス)の「Inspiration インスピレーション」にあると思います。

鬼平の本編を見てあの哀愁感漂う「インスピレーション」の情緒溢れる旋律と美しい日本の四季折々の美しく何か「日本の古き良きもの」の懐かしさを覚えてしまう映像を見てドラマの余韻に浸れた鬼平ファンは多いと思います。

そして私同様に「インスピレーション」のCDを買った人も多いと思います。

この記事では鬼平犯科帳の助演賞もののGipsy Kingsと「インスピレーション」について、詳しく説明していきます。

目次
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Gipsy Kingsについて

Gipsy Kingsは南フランス プロヴァンス地方出身のフラメンコ・ギターバンドです。メンバーはレイエス一族(5人)とバリアルド兄弟ら(3人)によって組まれた合計8人組です。

ラテン系の風貌ですが移民系フランス人でルーツはスペインにあるようです。

日本においては麒麟ビール「淡麗」のCMで有名な「ボラーレ (Volare)」を歌っているバンド、と言えばわかる人が多いかと思います。

Gipsy Kingsの曲は日本のTVCMでも色々曲が使用されており(下記リスト参照)、最近終了してしまったご長寿番組の「タモリ倶楽部」の人気コーナーであった「空耳アワー」でも数々の曲が選曲されていた“常連”アーティストであることも知る人ぞ知るGipsy Kingsの一面です。

CMにも使われた「Bem, Bem, Maria」は第一回空耳アワードを受賞しており、以降同番組の空耳アワーを盛り上げるきっかけになった不朽の名作とも言われています。Bem, Bem, Maria (ベン、ベン、マリア) の空耳は「あんたが~た ほ~れ見~や 車ない~か・・・こりゃまずいよ・・」です。

Youtube等でも検索すれば出てくるので興味あれば空耳を確認してみて下さい。

  • ジョビ・ジョバ (Djobi Djoba) – 京セラ「SAMURAI」CMテーマソング(1987年)
  • インスピレイション (Inspiration) – フジテレビ系時代劇『鬼平犯科帳』エンディングテーマ(1989 – 2016年)
  • ニーニャ・モレーナ (Niña Morena) – 資生堂サマー・キャンペーンCMテーマソング(1989年)
  • エステ・ムンド (Este Mundo) – マツダ「センティア」CMテーマソング(1994年)
  • ベン、ベン、マリア (Bem, Bem, Maria) – フィリップモリス「LARK」CMテーマソング
  • ボラーレ (Volare)[注 3] – キリンビール「淡麗〈生〉」CMテーマソング(1998年 – )
  • マイ・ウェイ (A Mi Manera)[注 4] – NHKドラマ『バブル』主題歌(2001年)、UCC上島珈琲「COFFEE LOVER’s PLANET」CMテーマソング(2016年)
ウィキペディア(Wikipedia) ジプシー・キングス

上記リストを見ても日本においてもかなり浸透しているバンドの一つと言えますね。私は鬼平の「インスピレーション」をきっかけにGipsy Kingsを知りましたが、その後Gipsy KingsのCD・iTunesを購入し何度も聞いています。

好きすぎて「インスピレーション」とスペイン語で歌われているマイ・ウェイ「A Mi Manera 」の2曲を自身の結婚式の退場曲などで使用しました。名曲が多いので是非聞いてほしいです。

「A Mi Manera 」の冒頭のギターは「インスピレーション」の冒頭の旋律とすごく似ているのも個人的に好きな理由の一つになっています。

「インスピレーション」「A Mi Manera 」が収録されている
「ボラーレ!ベリー・ベスト・オブ・ジプシー・キングス」はこちら(Amazonへリンク)

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Inspirationについて

これを聞けば「あ、鬼平のエンディングだ」と思う人は30代以上であればそれなりにいるかと思います。ボラーレ!のラテン系アーティストによる曲が時代劇のエンディングに使われてるってすごいですよね。

鬼平のエンディング曲にフラメンコギター曲『インスピレーション』が使われている理由

ずばり、原作者の池波正太郎がラテンギターが好きだったためと言われています

それを知ってのことだと思いますが、フジテレビの当時のプロデューサーの鈴木哲夫氏がラテンミュージックを採用することを発案し「インスピレーション」が採用されるに至りました。

「インスピレーション」について、中村吉右衛門と鬼平ファンである作家:故 常盤新平さんとの特別対談が収録されている『オール讀物11月臨時増刊号 永遠の鬼平犯科帳』に置いて中村吉右衛門は「インスピレーション」について、下記の通りコメントされています。

当時の時代劇にラテンミュージックを採用する決断は前例がないだけに相当勇気のいることだったかと思います。正に英断です。「インスピレーション」を使ってくれて本当に感謝しかないです。

常盤 最後にジプシーキングスの「インスピレーション」がありますね。どうして鬼平にジプシーキングスが……。でも、あれは不思議に合うんですね。

中村 あれは本当にミスマッチというか、うまいこと見つけてきましたね。やっぱり現代なんですね。

『オール讀物11月臨時増刊号 永遠の鬼平犯科帳[雑誌]』中の特別対談~『鬼平犯科帳』の舞台裏~

様々な形にカバー・コピーされる「インスピレーション」

「インスピレーション」が好きすぎて色々なバージョンの「インスピレーション」にまで手を出しておりました。どれもすばらしい曲なのでこちらで紹介させていただきます。

私はiTunes Storeでそれぞれのアルバムからインスピレーション単曲のみを購入しました。現在では一部アップルで取り扱わなくなったものもあるようですが、Youtube等でも視聴もできるようなので先ずはそれぞれ視聴下さい。

今回はGipsy Kingsの「インスピレーション」にフォーカスして関連話題や作品を紹介しました。是非一度「インスピレーション」を聞いていただき、Gipsy Kingsに興味を持っていただき、この名曲を採用した鬼平犯科帳にも興味を持っていただけると幸いです。

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