SASUKE 2028年ロス五輪新種目 に 有利な国・選手は?

「SASUKE」が2028年ロス五輪の近代五種競技の「障害物レース」種目に決定
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2023年10月16日に行われた国際オリンピック委員会(IOC)第141回総会において、TBS系『SASUKE』を基に考案された障害物レースが2028年ロサンゼルス五輪の近代五種競技の新たな実施種目として採用されました。近代五種競技の中の「馬術」が「障害物レース」に変わる模様です。「SASUKE」は日本発祥のスポーツ系エンターテイメントで日本人に馴染みがあり、最近では「正月の恒例イベント」にもなっていますが、近代五種競技についてはあまり馴染みがないかと思います。

この記事では近代五種競技についての解説と、「SASUKE」をベースとした障害物レースが加わった近代五種競技が有利な国や選手の職業について考察交えて解説します

目次
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近代五種競技とは?

1人で射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニングの5種目をこなし、順位を決める複合競技のことである。射撃とランニングは複合して「レーザーラン」として行われます。

近代五種競技の5種目「射撃・フェンシング・水泳・馬術・ランニング」

馬術は競技人口が少なく、人気も微妙なためパリ五輪からは近代五種競技の中から外すことが決定され、それに変わる競技として「SASUKE」をベースとした障害物レースが2028年ロス五輪から新種目になりました。

フランス軍人の故事が由来のスポーツ

19世紀のナポレオン時代にフランスの軍人が「銃と剣で敵を倒しながら(射撃・フェンシング)、馬で敵陣に乗り込み(馬術)、川を泳いで渡り(水泳)、丘を走り抜けた(ランニング)」という故事を元にして誕生したのが近代五種競技です。このことから近代五種競技は「軍人」由来のスポーツなのです。ちなみに近代五種競技という名は同じく軍人由来の「古代五種競技(レスリング・円盤投・やり投・走幅跳・スタディオン走)」になぞらえてネーミングされたものであります。

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新たな近代五種競技が有利な選手や国は?

新たな種目になった障害物レースは「SASUKE」をベースとしていますが、「SASUKE」のようなクリフハンガーやスパイダークライム、綱登りなどはなく、名前の通り踏み台や雲梯などの障害物を超えながら最後に反り立つ壁を上ってゴールするまでのタイムを競う競技のようです(ロス五輪ではどのようなコース・内容になるかはまだ不明です)。

有利な選手(職業)は?

「障害物レース」単体だけであればスポーツクライミング、器械体操、パルクールの選手らが有利となる旨のコメントがSNSやヤフコメでよく見られますが、近代五種競技は「障害物レース」だけでなく他の4種目「射撃・フェンシング・水泳・ランニング」も全て一人でこなさなければならないため、必ずしもスポーツクライミング、器械体操、パルクールに有利な競技であるとは決して言えません。やはり当種目の由来である「軍人」が一番有利であり、「軍人」に類するものとして「警察官」も有利かと言えます。

近代五種競技は軍人・警察官の訓練内容そのものなので軍人・警察官は有利。

日本で言えば「自衛隊員」や「警察官」が該当しますが、彼らは五輪競技においてはアマチュアの位置づけですので五輪に出場することは可能です(実際に自衛官や警察官のオリンピアンは過去にいます)。彼ら彼女らが日頃行っている訓練は、正に近代五種競技そのものであると言っても過言ではありませんので、各国の軍人・警察官が国の威信をかけて多く出場してくる可能性があるかもしれません。

有利な国は?

中でも、国の威信をかけたオリンピックなので、中国・ロシアなどの社会主義国・共産主義国はこぞって軍人・警察官を出場させてメダル確保に躍起になるのではないかと想像します。

また、体操を日頃の訓練に取り入れているフランスやドイツの警察官も多くでるかもしれませんね。特にフランスは「パルクール」の発祥国ですが、「パルクール」という名前も実は「軍事訓練”parcours du combattant”(突撃課程)」からきており、軍人由来のスポーツなのです。身体能力を鍛える競技を日頃の訓練に取り入れているフランスの軍人や警察官のオリンピアンが活躍するかもしれませんね。現役だけでなく、退役軍人(退役自衛官)や警察OBもでてくるかもしれませんね。

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まとめ

「SASUKE」をベースとした障害物レースが新種目となった近代五種競技は、そもそも軍人に由来する競技であり、日頃から射撃訓練も含めた身体の鍛錬に努めている軍人や警察官にとっては“本業”であると言っても過言ではありません。障害物レースが馬術に代わって新種目になったことで、より軍人や警察官が活躍できる要素が多くなったと言えます。

ロス五輪の際の「障害物レース」は「SASUKE」ほどのエンターテイメント性が確保された内容になるのかどうかは不明ですが、万人が見てもその能力の高さが分かるような内容のものであることには変わりないでしょうから、エンターテイメント性も加わったスポーツ観戦となり、今後人気がでてくるかも知れませんね。

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